前回の記事で「酸蝕歯」についてご説明しました。今回は酸蝕歯になる原因である、酸性度が強い食べ物についてご紹介します。私達の普段のお口の中は約pH7(中性)と言われています。ところがお食事によってお口の中が酸性に傾くと、歯が溶け始めてしまいます。歯のエナメル質が溶け始める目安がpH5.5ですが、コーラをはじめとする炭酸飲料やスポーツドリンクは、実はこれよりも酸性度が強いです。下記

歯を守る知識と治療法
歯が溶けやすい飲食物は?

歯を守る知識と治療法
歯を傷めずにステインを取るには?
今回は歯科医院で行うステイン除去「PMTC」についてご説明します。PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略称で、歯科のプロフェッショナルである歯科衛生士による、器械や器具を使った歯のお掃除です。PMTCは歯に沈着したステインを取り除くだけでなく、毎日の歯磨きだけでは掃除しきれない歯面や歯間を徹底的に掃除して、さらには汚れがつきにくいようツルツルに仕上

歯を守る知識と治療法
ステイン除去とホワイトニングは別物!
近年、薬局などで「ホワイト効果」とうたっている歯磨き剤が数多く売られております。ところで、皆様に注意していただきたいのは、「ステイン除去とホワイトニングはまったく別物」であるということです。簡単にご説明すると、ステイン除去とは『着色(ステイン)をこすり取り、歯を本来の色に戻すこと』。一方ホワイトニングとは、『歯を漂白して、もとの歯よりも白くすること』を指

インプラントの不安について
抗血栓薬(血液サラサラの薬)を飲んでいるなら。
「血液サラサラの薬」として知られている抗血栓薬は、現在日本国内で100万人の方が飲んでいると言われております。血管内に血の塊(血栓)ができ、それが体内をめぐって血管が詰まることによって起こる脳梗塞や、心筋梗塞を防ぐために用いられるお薬ですが、その一方で抜歯などの外科処置をする際には血が止まりにくいといった作用もございます。お薬の服用を止めれば、通常の固まりやすい血に戻りますが、それにより血栓

筒井歯科のインプラント治療
前歯が1本抜歯。インプラントかブリッジどっちがいい?
本日は、こちらのお悩みにお答えします。「前歯が1本抜歯になり、今は仮歯の状態です。インプラントにするか、ブリッジがいいのか、ずっと迷っているのですが一長一短のように見えて、なかなか選べません。一般的にどういうポイントが、選び方の決めてになるのでしょうか?」(30歳代・女性)歯を失った時には、ブリッジ・インプラント・入れ歯という選択肢があるのですが、30歳代というご年

歯を守る知識と治療法
歯ぎしり・食いしばりは思ったより深刻?【歯を失う原因】
歯ぎしり・食いしばりを習慣的に続けていると、思いもよらぬ悪影響を及ぼすことがあります。=歯ぎしり・食いしばりによる被害=①歯が削れてしまう「歯ぎしりによる悪影響」ときくと、「歯の摩耗」が最もイメージしやすいのではないでしょうか。歯が削れたり、欠けたりすると、歯の内側にある象牙質や、時には神経がむき出しになってしまうことがあります。こうなってしま

歯を守る知識と治療法
歯を失う原因となる『歯根破折』って?
皆様は『歯根破折』をご存知ですか?歯根破折とは、文字通り歯の根っこが割れてしまうことです。神経が生きている健康な歯に起きることはまれですが、虫歯の治療などを繰り返し、健康な歯質が少なくなっている歯は、強い力を受けたときに破折しやすいと言われています。歯根破折が起きてしまうと、ほとんどが抜歯をすることになります。

歯を守る知識と治療法
「血液サラサラ」のお薬を服用中でも抜歯できる?
「血液サラサラの薬(抗血栓薬)を飲んでいるから、 抜歯ができない......」と、歯の治療をあきらめてはいませんか?わるくなってしまった歯を抜けないのは、大変お辛いことです。でもご心配には及びません。以前は「血が止まらないと困るから」という理由で、抜歯が必要なときはワルファリン等の抗血栓薬を中断する、というのが医師と歯科医師の共通認識でした。

歯を守る知識と治療法
インプラントを長持ちさせるには②【大阪(大阪市)のインプラントなら大阪北浜 筒井歯科】
しっかりケアして使うことで、耐久性に違いが出るインプラント。インプラントはいくつかのパーツにわかれています。各部分における、ケアやメンテナンスのポイントをお伝えします。①あごの骨フィクスチャーと結合し、インプラントを支えている重要な土台です。歯みがきが十分にできておらず、プラークが溜まって炎症が起きると歯周病のときと同じように骨が溶けてしまい、インプラントがグラグラに!ブラッシング指導

筒井歯科のインプラント治療
インプラントの仮歯の役割【失敗しないインプラント治療のために】
インプラントは、よく噛めるようになる......一般的にそう言われますが、歯がないところに突然、歯が入るので、頬や唇を噛んでしまうことも珍しくはありません。そのため、特にインプラントの上部構造の歯数が多い場合では、【プロビジョナルクラウン】という、特別な仮歯をお作りすることがあります。(保険適用外)専属の歯科技工士が1点1点、製作しています。メリットとして、・技工士が作