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ブリッジっが寿命っぽい。修理できる?

ブリッジの修理できる?それとも別の治療?

・「ずっと使ってきたブリッジ、なんだか最近違和感がある」
・「外れそうで不安」

そんな方は、もしかすると、ブリッジの“寿命”がきているのかもしれません。

ブリッジ

ブリッジにも寿命があります

ブリッジは、失った歯を補うために両隣の歯を支えにして人工の歯を固定する治療法です。固定され、見た目も自然なことから多くの方に選ばれていますが、永久に使えるものではありません。

ブリッジの平均寿命は?

一般的に、保険治療のブリッジの寿命は約7〜10年とされています。
これはあくまで目安であり、ケアの状態やお口の環境によっては5年未満で不具合が出ることもあれば、15年以上使えるケースもあります。

結果クラウンブリッジは,10 年経過すると非生存率が 10% を超え始め,15 年経過すると約 1/3が生存しなくなり,20 年経過すると約半分が機能しなくなる

山下 敦(2018年)補綴と歯の延命

寿命がくる主な原因

ブリッジが寿命を迎える理由は、いくつかあります。
ブリッジの寿命原因

  • 支えている歯(支台歯)の虫歯や歯周病
  • ブリッジ自体の破損やすり減り
  • 噛み合わせや歯並びの変化
  • 接着剤の劣化による脱離

支台歯が弱ってしまうと、土台が崩れるためブリッジ全体が使えなくなってしまうことがあります。

こんな症状は要注意!寿命のサイン

どう判断すればいい?再治療のタイミングの考え方

「まだこのブリッジは使えるかもしれない」「できれば治療したくない」
そう思われるお気持ちもわかります。
とはいえ、症状が出てからでは手遅れになってしまうこともあるため、判断の目安として以下を参考にしてください。

ブリッジ寿命のサイン

ブリッジ寿命のサイン

  • ブリッジが浮いた感じがする
  • ブリッジの下のすき間に物がよく詰まる
  • 噛んだときに違和感や痛みがある
  • 歯ぐきが腫れる、膿が出る
  • ブリッジの一部が欠けた・割れた
  • ブリッジがぐらつく・外れそう
  • 装着から10年以上たっている
  • ブリッジが外れた

これらのサインは、ブリッジや支台歯にトラブルが起きているかもしれません。
1つでも当てはまれば、寿命の可能性あるため、早めに歯科医院で状態を確認することが大切です。

ブリッジが外れた!再利用できる?

ブリッジ、再利用できる場合・できない場合

ブリッジが外れた時、「再利用」が可能なケースがあります。ただし、すべてのブリッジが再利用できるわけではなく、状態や破損の程度によって対応が異なります。

  • 小さな欠けや脱離で、支台歯に問題がない場合は、再接着や部分的な修理が可能なこともあります。
  • しかし、支台歯に虫歯・歯周病・破折がある場合は、再利用では対応できず、作り直しや他の治療方法の選択が必要です。

診察により、再利用ができるか、まったく新しく作るかなどを判断します

ブリッジの修理が可能なケース

状況 修理内容の例
セメントが取れて外れた 清掃・確認の上、再装着(再接着)が可能な場合があります
支台歯(支える歯)に問題がない ブリッジ本体が無事であれば、調整や再接着で対応できる場合があります

修理が難しい・不可なケース

以下の場合は
作り直し(再製)、もしくは、他の治療を考える必要があります

  • 支台歯が虫歯・破折・歯周病などで使えなくなった(支えることができない)
  • ブリッジ全体が大きく破損・変形している
  • 接着面や内部に大きな劣化や汚染がある
  • 適合不良や咬み合わせの変化で再装着しても安定しない

ブリッジの寿命がきた時の治療の選び方

ブリッジの寿命がきた時、再治療には3つの選択肢があります。

1. 再ブリッジ

支台歯が健康な場合は、もう一度、ブリッジを装着することができます

  • 支台歯が健康で、ブリッジができる状態であること
  • 特徴:慣れた治療法なので心理的な抵抗が少ない。保険適用も可能
  • 注意点:再治療のたびに支台歯を削る負担が増す

2. インプラント

支台歯が弱っている場合や長く安定して使いたい、周囲の歯に負担をかけたくない場合に有力な治療です。

  • あごの骨の状態が良好で、周囲の歯に負担をかけたくない。
  • 特徴:両隣の歯を削らずに済む。見た目や機能性も高く、長持ちしやすい。。
  • 注意点:外科手術が必要で、保険適用外(自費診療)

3. 部分入れ歯

外科治療を避けたい、支台歯が弱っている場合は、取り外し式の部分が入れ歯が適していることもあります。

  • 支台歯が使えずブリッジが難しい、インプラント治療を避けたい場合など
  • 特徴:取り外し可能で、治療が比較的簡単。費用も抑えられる
  • 注意点:慣れるまでに違和感がある。

どの治療にもメリット、デメリットがあります。

再治療、ブリッジとインプラントで迷ったら

長く安心して使いたい、できるだけ費用を抑えたいなど「もう一度ブリッジにするか」「インプラントにするか」と迷われる方は少なくありません。

「再ブリッジ」vs「インプラント」、あなたに合った治療法は?

ブリッジvs.インプラント

ブリッジとインプラントを比較してみました

比較項目 再ブリッジ インプラント
対象 両隣の歯が健全である方 骨の状態が良好な方
見た目 自然に近い(個人差あり) 天然歯に近く審美性が高い
耐久性 7〜10年程度(支台歯の状態により変動) 10〜20年以上もつことも
治療の負担 両隣の歯を削る必要あり 外科手術あり(麻酔使用)
治療期間 比較的短い(数週間〜) 長め(数ヶ月かかる場合も)
費用 保険適用可能(条件あり) 自費診療(医院ごとに異なる)

「本当はインプラントがいいのでは…?でも怖い」「このままブリッジで済むならブリッジのままで、、、」そう思われるのは当然のことです。
治療を選ぶ時、機能面だけではなく、歯の状態・ご希望・生活背景を踏まえて決めることが大切です

あなたに合った治療方法を選ぶヒント

「ブリッジ」が向いている方

  • 外科的な手術には抵抗がある
  • できるだけ短期間で治療を終えたい
  • 保険診療で費用を抑えたい
  • 両隣の歯の状態が良く、削っても問題がないと診断されている

ブリッジは、過去に一度経験しており、治療に対する不安が少ないという方にも選ばれやすい方法です。

「インプラント」が向いている方

  • 長く安定して使える治療を選びたい
  • できるだけ他の健康な歯を傷つけたくない
  • 見た目の自然さやしっかり噛める力を重視したい
  • 何度も再治療を繰り返さず、将来的なトラブルを減らしたい

インプラントは、自立した人工歯として長期間の使用が見込めるため、将来を見据えた選択をしたい方におすすめです。

まとめ:
ブリッジの不調に気づいたら、まず考えたいこと

ブリッジは7〜8年間が寿命と言われています。
再治療の選択としてあげられるブリッジとインプラントには、それぞれメリットと注意点があります。
どちらを選ぶべきかは、治療の内容だけでなく、ご自身のお口の状態や将来を見据えた希望によっても変わってきます。

たとえば、再びブリッジができるかどうかは、支台歯(支えとなる歯)の状態が良好であるかどうかが大きな判断材料になります。一方、インプラントは周囲の歯に負担をかけず、長期的に安定しやすい点が魅力です。

ブリッジが寿命かな?と思ったら、一度歯科医院に相談に行かれることをおすすめいたします。

入れ歯・ブリッジ・差し歯とインプラントの違いを比較
執筆者 総院長 筒井隆史

執筆/監修者

医療法人悠生会
理事長/総院長 筒井隆史

ニューヨーク大学歯学部インプラント科卒

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