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歯が浮く感覚とその対処法について

あなたは、歯が浮いたような違和感を経験したことがありますか?
それは一時的な感覚かもしれませんが、それは重大な口腔問題の兆候である可能性もあります

この記事では、歯が浮く感覚の主な原因とそれに対処する方法について説明します。

歯が浮く感覚とは

歯が浮く感覚とは、特定の歯が他の歯と比べて軽く感じ、位置が変わったように感じる状態を指します。これは一時的な感覚であることが多く、通常は自然に消えていきます。しかし、この感覚が続く場合や、痛みを伴う場合は、歯科医師に相談することをお勧めします。なぜなら、それは潜在的なお口の問題の兆候である可能性があるからです。

歯の構造

歯の構造
歯が浮く原因を理解するためには、まず歯の構造を理解することが重要です。

歯は歯冠と歯根の2つの部分から成り立っています

歯冠は口の中に見える部分で、歯根は歯槽骨(あごの骨)の中に埋まっています。歯根と歯槽骨の間には、歯根膜(しこんまく)と呼ばれる組織があります。歯根膜は歯と歯槽骨を繋ぎ、噛む力や他の圧力を吸収する役割を果たします。歯が浮く感覚は、主にこの歯根膜が何らかの理由で正常に機能しない場合に起こります

歯が浮く主な原因

歯が浮く感覚の原因は様々ですが、以下に主なものをいくつか挙げてみます。

ストレスや疲労

ストレスや疲労は、体全体の血流を悪くし、歯根膜の血行を悪化させる可能性があります。

これにより、歯根膜がうまく機能しなくなり、歯が浮く症状を引き起こす可能性があります。また、ストレスや疲労は、歯ぎしりや食いしばりの原因にもなり得ます。これらは歯根膜に過度のプレッシャーをかけ、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。

歯ぎしり

歯ぎしり
歯ぎしりは、主に睡眠中に無意識に行われる行動で、歯に過度な圧力をかけます。

これにより、歯根膜がダメージを受け、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。
特に、
力を入れて歯をこすり合わせる「グランディング」
力を入れて歯を噛みしめる「クレンチング」
上下の歯をカチカチと合わせる「タッピング」 などの行動は、

歯根膜に過度な圧力をかけ、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。

食いしばり

食いしばりは、特定の状況やストレスにより無意識に歯を強く噛みしめる行動です。これは歯根膜に過度の圧力をかけ、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。

歯周病

歯周病は、歯周組織(歯を支える組織)の炎症を引き起こす感染症です。

初期段階では歯ぐきの炎症(歯肉炎)が見られますが、進行すると歯槽骨や歯根膜に炎症が広がります。これにより、歯根膜が適切に機能しなくなり、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。

神経を取る処置を行った術後

虫歯が進行し神経まで影響が及んだ場合、その神経を取る必要があります。神経を取ると、その刺激により歯根膜に血液やリンパ液が集まり、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります

歯の根っこの先端に膿が溜まっている

歯の根に膿がたまる
虫歯が進行し、歯の根っこの先端に膿が溜まると、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。膿が溜まると、歯根膜に圧力がかかり、歯が押し上げられるように感じられます

固いものを噛みすぎによる歯への過荷重

固いものを頻繁に噛むと、歯に過度の圧力がかかり、歯根膜にダメージを与える可能性があります。これにより、歯が浮く感覚を引き起こす可能性があります。

歯が浮く感覚の対処法

歯が浮く感覚に対する対処法は、その原因により異なります。
以下に、上記で述べた各原因に対する一般的な対処法を示します。

  • ストレスや疲労が原因の場合、休養を取ることが最も重要です。
  • 歯ぎしりや食いしばりが原因の場合、マウスピースの使用を検討することが有効です。
    マウスピースは歯にかかる圧力を分散し、歯根膜へのダメージを軽減します
  • 歯周病が原因の場合、歯科医師の指導の下で適切な口腔衛生習慣(ブラッシングとフロッシング)を実践することが重要です。また、定期的な歯科検診を受け、必要なら歯周病の治療を受けることも必要です。
  • 神経を取る処置を行った術後や歯の根っこの先端に膿が溜まっている場合、根管治療が必要となる可能性があります。
    この治療は歯科医師によって行われ、感染した神経組織を取り除き、歯の根をきれいにします。
  • 固いものを噛みすぎて歯への過荷重が原因の場合、硬い食べ物の摂取を控えめにし、歯にかかる圧力を減らすことが推奨されます

まとめ

歯が浮く感覚は、一見すると少し奇妙な症状に思えるかもしれませんが、それは潜在的な口腔問題の兆候である可能性があります。ストレスや疲労、歯ぎしり、歯周病、神経を取る処置を行った術後、歯の根っこの先端に膿が溜まっている、固いものを噛みすぎによる歯への過荷重など、その原因は様々です。歯が浮く感覚やそれに伴う痛みを経験した場合は、可能な限り早く歯科医師に相談することが重要です

以上が、歯が浮く感覚とその対処法についての説明でした。

常に口腔内の健康を保つことは、全身の健康にも直結しています。歯が浮く感覚やその他の口腔問題を放置せず、適切な対処を行いましょう。

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