前回お話した歯や治療に大きな影響が与える睡眠中のブラキシズム(歯ぎしり)。
無意識にするので、見つけにくく、止めるための有効な手段は現状では見つかっていません。
止めたくても止まらないブラキシズムを、抑える方法のひとつとして、良い睡眠をとる(ぐっすり眠る)ことです。例えば、いびきをすると、息が苦しくなるために、たびたび眠りが浅くなり、ブラキシズムも頻繁になります。健やかな眠りは、心身の健康にとっても大切であるのはもちろんですが、ブラキシズムの改善にとっても重要なポイントなのです。
しかしながら生活習慣だけで改善できるとは限りません。
有効な手立ては「スプリント療法」です。歯科医院で歯型に合わせて制作したブラキシズム専用の「スプリント」を寝ている間に装着してもらうという方法です。
ブラキシズム用のスプリントは、スポーツ用のマウスピースとは異なり、ハードスプリントと呼ばれ、形も独特で、歯の噛み合わせ面に当たる部分がフラットにしてあります。
こうすることで下あごが横滑りして、強く咬み込めないようになっています。
歯にかかる力を分散させ、ブラキシズムの被害を劇的に減らすことができる「スプリント療法」を受ける時は、歯科医院に定期的に通い、お口の状態と歯の痛み具合などのチェックをしてもらってください。
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