前回から「歯周病の進行度合」についてお話しています。
軽度歯周炎がもう少し進行してしまった症状から始めましょう。
●症状(3)
・歯ぐきが腫れて赤黒く歯をみがくと出血する。
・歯ぐきが痛むことがあるが、しばらく我慢していると膿みが出て、治る。
・歯ぐきがやせて歯が長くなり、歯の隙間が開いてきた。
↓
中等度の歯周炎になっているかもしれません。
歯を支えるセメント質、歯槽骨と歯根膜が失われ、歯がグラグラと動いてしまっているようです。腫れを放置しておくと手遅れになることも!
一刻も早く治療を始めましょう。
歯みがきとスケーリング(歯石除去)・ルートプレーニング(細菌に汚染された歯根部分の掃除)だけで、歯垢や歯石がとりきれない場合は、歯ぐきを切り開いて鉄笛的に除去するデブライドメントをします。歯を残して噛めるようにするには、壊れた歯槽骨などを増やす「再生療法」などが必要です。
●症状(4)
・歯ぐきが腫れ、膿が出ている。
・軟らかい歯ブラシでないと痛くて歯みがきができない。
・歯は動き、歯間が開いている。
・歯が動くので、噛みにくく痛みがあり、食事ができない。
・強い口臭がある。
↓
歯周組織が3分の2以上失われ、歯が抜ける寸前です。
重度歯周炎の可能性があります。
治療が困難な状態です。歯槽骨などの深部歯周組織を増やすには、再生療法を行います。
しかし、最新医療をもってしても、抜歯せずに治療するのは大変困難になってくることをご理解いただきたいと思います。
抜歯せざる得ない場合は、ブリッジか入れ歯、インプラントなど、その後の治療が必要です。
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