前回は、飲み込みにくい・口内炎ができる・味覚が変わったなどの様々な症状が、唾液が減ることによって起きてくる可能性についてお話しました。
どうして唾液が減ってしまうのでしょうか?
お口の乾きが気になる患者さんで、年齢とともにお口の変化を感じるようになったという方は比較的多くいらっしゃいます。
特に女性においては、閉経前と閉経後ではホルモンバランスが変わることに加え、一般的に男性より唾液腺が小さいことが多く、男性よりなりやすいと言えます。
それに加えて、知らず知らずのうちに若い頃のようにはお口の周りの筋肉を動かさなくなっており、唾液腺に加わる刺激が減っていたり、
持病の薬の副作用で唾液の分泌が抑制されたり、
口呼吸のクセがあったりなど、
いくつもの原因が重なると、お口がパサパサして症状がより出やすくなります。
他にも、次のような全身状態や全身疾患も原因になることがあります。
・高熱や脱水、むくみ
・内分泌異常(甲状腺機能亢進症、性ホルモン失調症、尿崩症)
・持病に寄る代謝異常(糖尿病、腎機能不全、肝硬変)
・自己免疫疾患(シェーグレン症候群、膠原病、移植片対宿主病)
・貧血や血液の病気(悪性貧血、鉄欠乏性貧血)
・薬の影響(降圧薬、鎮静薬、副交感神経遮断薬、抗ヒスタミン剤、抗神経薬、利尿薬など)
・脳血管障害
⇒大阪(大阪市)北浜 筒井歯科インプラント専門サイトはこちら
