前回の記事に引き続き、
今回はレジンで詰める知覚過敏の治療法についてご紹介します。
●知覚過敏の治療法
・ステージ1【自然治癒を促す】
・ステージ2【コーティングする】
・ステージ3【レジンで詰める】
・ステージ4【神経を取る】
●ステージ3【レジンで詰める】
ステージ2のコーティング剤を塗布しても、知覚過敏の症状が消えない場合、神経に炎症が大なり小なり起きています。
しかし、神経の炎症の度合いが小さなものは、さらにもう一歩踏み込んだ小さな治療法で治すことができます。
それが今回の「レジン」というプラスチックの樹脂で詰める方法です。
神経は取らず、歯もできるだけ削らずに、歯と同じ色のレジン(またはセメント)でピタリとふさいでしまいます。
知覚過敏が起きている場所によっては詰めにくく、高い技術が必要ですが、神経を取らず、歯も大きく削らずにすむため、その後も長く使い続けるために必要な強度を保つことができます。
しかし、レジンを詰めると痛みはグッと減るのですが、神経の炎症が完全に治るまでは、まだいくらかしみる症状が残ることがございます。
それは神経に炎症が起こっていると、神経自体が興奮し、過敏になっているためです。
ケースによっては、治療後完全に痛みが消えるまで数ヶ月かかることもあります。
しっかりとレジンで封鎖して、刺激を遮断し安静を保って細菌が入り込まないようにすれば、神経の興奮も徐々に収まり、しみる症状も消えていきます。
なお、この治療では治らないほど炎症が大きく広がっている場合は、神経を取る治療を選ぶことになります。
この治療法につきましては次回ご説明いたします。
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