歯を失ってしまって、インプラント治療を考えているけれど、痛みが心配とおっしゃる患者さまが多数いらっしゃいます。
そこで今回は、インプラント治療の痛みに関してご説明いたします。
○オペの痛みに関して
痛みに関して、一番多い心配は、オペ処置が必要なので、その時の痛みでは無いでしょうか。
実は、オペ中の痛みに関しては、しっかりと麻酔をしますので、ほとんど痛くありません。
麻酔そのものに関しても、痛くないように最大限こだわって麻酔しますので、痛くなかったと言われる方がほとんどです。
ただ、痛みはないものの、振動は感じますし、
本数が多いオペの場合は、2,3時間の長時間に及ぶ場合があるので、
その際は、「静脈内鎮静法」という点滴麻酔をおすすめしております。
「静脈内鎮静法」とは、寝ている間に手術が終わるように感じる麻酔法です。
麻酔が始まると、気分が落ち着き、リラックスした状態になり、不安を感じずに手術を受けることができます。
そのまま眠ってしまって、いつの間にか終わっていた、とおっしゃる患者さまも多いです。
○オペ後の痛み・腫れに関して
骨造成(骨を増やす再生治療)を行わなかった場合は、痛みや腫れが大きく出ることはまずありません。
しかし、多量の骨造成を行った場合(もともとの骨の量が少なかった場合)、腫れや痛みが出ることがあります。
その場合は、鎮痛剤を服用していただきます。長くて1週間程度で収まります。