60代男性、上顎が総入れ歯の方のall-on-6(オールオン6)の手術を行いました。
静脈内鎮静法という、眠ったような状態で治療を受けることができる麻酔法をおこなって、
インプラントを6本埋入し、仮歯を入れる為にIPインプラントという細い仮歯用のインプラントを5本埋入しました。
非常に大掛かりなオペでしたが、お昼までに終わりました。
インプラントはきれいに埋入し、仮歯もビシッと入りました。
患者様の骨の状態が良くない場合、いきなりインプラント本体に負担をかけることができないので、
そのままでは仮歯を入れることができないことがあります。
そんな場合は、
「IPインプラント」という、仮歯用の細いインプラントも同時に埋入し、
その上に仮歯を固定します。
当日に固定された歯を入れて帰っていただくことができました。
静脈内鎮静法下にて行いましたので、患者さんも非常に楽だったとおっしゃっていました。
仮歯とはいえ、歯科技工士が丁寧に作ったきれいなものです。
その日まで総入れ歯だった患者様が、お帰りの際には入れ歯不要で固定された仮歯を入れることができ、
大変満足していきました。
この方は一旦、固定された仮の歯でお過ごしいただき、インプラントが骨とくっついた後に、
最終のさらに美しく、かみやすく、長持ちするセラミックの歯を入れることになります。