毎日、習慣にしている「歯みがき」は、むし歯や歯周病の予防だけでなくからだの病気の予防にも役立っているのです。常在菌の話からはじめます。
●常在菌って何?
常在菌とは私たちのからだや口の中にすみついている細菌やカビのこと。
主に、腸のなか、口、鼻、皮膚などに存在しています。
常在菌の存在を意識することは、あまりありませんが、善玉菌・悪玉菌の両者があり、それぞれの勢力を牽制しながら、人間の免疫力との均衡を保っています。
●常在菌が、からだへ悪い影響を及ぼす時
歯みがきを雑に済ませてしまうと、食べかすが残ります。口のなかは、温かく常在菌の繁殖が盛んになってしまい、そしてプラーク(歯垢)が蓄積されていきます。
唾液に抗菌作業があると言っても、その力だけでは、防ぐことができません。
例をあげると、爪楊枝でとったわずか1mgのプラークで常在菌は1000万個以上存在します。
そのバランスが崩れた時に、肺炎、帯状疱疹、心内膜炎など重篤な感染症を引き起こすことがあるのです。
口のなかの常在菌が増えていると、感染症になるリスクが高くなります。口のなかの常在菌の正しい知識をもち、丁寧な歯みがきで口内を清潔に予防していきましょう。
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