せっかく歯根の治療をはじめたのに、痛くなくなったからと治療を中断される方がいます。
細菌が減り、痛くなくなったとは言え、歯のなかには細菌が生き残っています。前回ご説明したように、繊細な治療であるだけに時間がかかります。
歯根の治療中にかぶせるのは仮の蓋です。
唾液のなかの細菌が、せっかく消毒した歯根の中に新たに入らないように、そして中にいれた消毒液がこぼれないようにするためのものです。
とは言っても、がっちり丈夫に封をしてしまうと次の治療の時に外すのが困難になるので、外しやすい封にしています。
仮封のまま治療を中断すると、封が破れ、細菌がはいり、治療が台無しに。
そして、残った象牙質が汚染され、さらに悪化してしまいます。
仮封がもつのは、せいぜい2週間程度です。
いったん治療をはじめたら必ず最後まで通院するよう、お願いいたします。
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